『≒(ニアリーイコール)』の意味と使い方、『=』との違いについてわかりやすく説明します。
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目次
『≒』の読み方
『≒』の読み方はニアリーイコールです。
英語だとnearly equalです。
nearlyはほとんどという意味。ニアリーイコールは直訳すると『ほとんど等しい』です。
『≒』の意味と使い方
さきほど直訳で『ほとんど等しい』と書きましたが、意味もそのままです。
ほぼ同じという意味です。
円周率での≒
具体的に使い方を見ていきます。
円周率は正確には3.14159265358979323846264338・・・(以下永遠につづく)です。
こういう場合に
円周率 ≒ 3.14
という使い方をします。
円周率は3.14とほぼ同じだよという意味です。
割り算での≒
もうひとつ使い方を見ます。
10÷3=3.33333…
こういうときは
10 ÷ 3 ≒ 3.3
と記します。
『≒』を使う理由
一般的には『≒』は必要ない値を整理して見やすくするために使います。
計算していると『そこまでの詳しさは要らない』ことが多々あるからです。
例えば、あなたが高校生だとしましょう。
あなたが数学の期末テストで86点だったとします。
さて。
『クラスの平均点』はどれくらい詳しく知りたいですか?
平均点が76.54235点だったとしたら、76.5点まででいいですよね。
それよりくわしい情報は必要ありません。
そんな必要ない情報を整理するときに≒は使われます。
クラスの平均点≒76.5点。
このように『必要ない』ものを整理するときに≒は使います。
必要なものまで消してしまわないように気を付けてください。
『=』との違い
『≒』と『=』の違いについて説明します。
『≒』は今まで説明したとおり『ほぼ同じ』です。
いっぽう『=』は『完全に同じ』です。
10÷3≒3.3は正しく、10÷3=3.3は数学的には不正解です。
・・・と。これはあくまで学問としての数学での話です。
一般社会では『ほぼ同じ』でも『=』を使うことがあります。
『≒』記号の出し方
『≒』の記号を出し方がパソコンとスマホで違うので書いておきます。
パソコンでの『≒』の出し方
①『イコール』と打って文字変換。
②『SHIFT』+『-』キーで候補から選ぶ
スマホでの『≒』の出し方
①『ニアリーイコール』と打って文字変換。
②『6』を上にフリックして候補から選ぶ
以上【『≒(ニアリーイコール)』の意味と使い方!『=』との違いは?】でした。
『≒』は便利です。
でも蓋然性が低いと切り捨てたものに、だいじなものがあったりします。
人生万事塞翁が馬なんて言いますし。
ではー。
written by nishi-nishi
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