「納品まで一週間余り(あまり)です」なんて言われた時、何日くらいだと思いますか?
7日?8日?
ちょっとだけ分かりにくい『一週間余り』という言葉。
その意味を解説していきますね。
同じように『一週間足らず』の意味も説明します。
結論から先に言います。
一週間余りは『一週間より少し長い日数=およそ8日』
一週間足らずは『一週間より少し短い時間=およそ6日』
です。
意味をくわしく見ていきましょう。
言葉の意味をしらべるためにgoogleで検索します。
『余り』と入力すると、以下のように意味が出てきます。
あまり
【余り】
1.
《名》余ったもの。
何かをして使い残ったもの・部分。余分。「布を切った―で別の物を作る」。端数(はすう)。 「整除して―が出た」
《接尾語的に》 それを少しうわまわること。 「三十(歳)―の人」
反義語: 足らず
―(が)ある 十分に…できる。 「察するにあまりある」
2.
物事の程度が期待・必要・普通以上なこと。
《連体修飾Aを受け、次に述べるBに対し時には副詞的に》 Aする(である)ことの勢いがAだけにとどまらず、Bにまで及ぶさま。 「也有(やゆう)の俳文を慕う―に(出て)それを模する」
度が過ぎるさま。 「損失が―に(も)大きい」
《あとに打消しを伴って》 さほど(までに)。 「―上手でない」
今回の記事に関係のある部分だけ抜き出します。
《接尾語的に》 それを少しうわまわること。 「三十(歳)―の人」
余りは『少しうわまわる』という意味合いです。
一週間余りは一週間を少しだけ上回ること指します。
数字的に明確なルールはありません。
8日も9日も「一週間余り」です。
ちなみに「余り」でも「あまり」でも同じです。
漢字かひらがなかだけの違いです。
同じように『足らず』もgoogleで検索にかけます。
たらず
【足らず】
《名詞に付け、状態を表す名詞を作る》
1.
それ(の働き)が十分でないこと。 「舌―の話し方」
2.
その数量にまで至らないこと。 「あと十人―で番が来る」
使うところだけを抜き出します。
その数量にまで至らないこと。 「あと十人―で番が来る」
足らずは『至らない』です。
一週間足らずは一週間に至りません。
こちらも数値的な定義はないので、5日も6日も「一週間足らず」です。
「足らず」と「たらず」も漢字か平仮名かの違いです。
意味自体は変わりません。
一週間余りは「一週間+ちょっと」です。
しかし、約一週間という意味だと思っている人もいます。
6~8日くらいを一週間余りとするのは間違った解釈です。
1週間なら数日のズレですみますが、10年余りとかだと数年のズレが出てきてしまいますね。
そういう事態を避けるには『一週間余り』ではなく、『だいたい8日』とか『一週間と数日』など言い回しを変えることで、トラブルを事前に避けることができます。
以上、『一週間余りは何日?一週間足らずは?意味を解説します。』でした。
ではでは、今回はこの辺で。
written by nishi-nishi