みなさんも「よさこい」というものを聞いたことがあるかと思います。一見「YOSAKOIソーラン祭り」とは「よさこい」の祭りと思いそうですが、厳密にはちょっと違います。
今回はそんな「よさこい」と「YOSAKOIソーラン祭り」について話をしていきたいと思います。
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よさこいの起源
「よさこい」は高知県で発祥したもので、お祭りが始まったのが60年以上前で、実際の発祥を考えるともっと前の話になります。
太平洋戦争後に活気をもたらしたいという高知商工会議所の青年たちが、徳島の阿波踊りを基に祭りを考えたことがその起源とされています。
「夜さり来い」夜にいらっしゃいという意味の言葉からなる「よさこい」は、古くから高知に伝わる「よさこい節」を元にアレンジした「よさこい鳴子踊り」という曲が作られました。
曲に合わせて、「鳴子」という楽器を持って踊るというのが当初から引き継がれるよさこい踊りの基本的な形です。
つまり「よさこい鳴子踊りの曲に合わせて、鳴子を持って踊る」というものなのです。
鳴子は↓です。
では、YOSAKOIソーラン祭りとはどういうものなのでしょうか。
YOSAKOIソーラン祭りの起源
「YOSAKOIソーラン」というのは、高知県で発祥した「よさこい」と北海道の「ソーラン節」を合体させたものです。
北海道大学の学生であった長谷川岳が大学2年の時 、母親がガンを患い、兄が医師として勤める高知県の病院へ入院したときに看病のために訪れた際、よさこい祭りに感動し、こうした光景を北海道でも見られたらと思い、仲間を募り作られたのが起源とされています。
YOSAKOIソーラン祭りは1992年に参加10チーム参加者1,000人、観客動員数20万人から始まりました。
意外と最近に作られたものだということがわかります。
また「YOSAKOIソーラン祭り」のルールは「演舞に使う曲にソーラン節のフレーズをいれて、その曲に合わせて鳴子を持って踊る」というものです。
このように「よさこい」と「YOSAKOIソーラン」というものは起源からいうと別のものだということがわかると思います。
「よさこい」を元に「YOSAKOIソーラン」が作られたような形になるので違うのは当たり前と思うかと思います。
しかし、実際の祭りの雰囲気もの二つでは少し違います。
よさこい祭りとYOSAKOIソーラン祭りの違い
.◇よさこい祭りの雰囲気
華やか
煌びやか
艶やか
美しさ
伝統的な踊り、隊列美、華やかなイメージがよさこいの大まかなイメージ
◇YOSAKOIソーラン祭りの雰囲気
奔放的
独創的
力強い
大迫力
ソーラン節の要素をよさこいとミックスさせたYOSAKOIソーランは、現代のダンスなどに近いようなイメージ
ちなみに「よさこい祭り」は8月に高知県高知市、「YOSAKOIソーラン祭り」は6月に北海道札幌市で開催されます。
今回は「よさこい祭り」と「YOSAKOIソーラン祭り」について話をしましたが、いかがでしたか。
気になった方は実際に二つのお祭りを見に行って比較してみるのも面白いかもしれないですね。
是非参加してみてはいかがでしょう。
written by ken-ken
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