2時間弱と言われた時、何分を想像しますか?
1時間50分?それとも2時間10分?
この意見が分かれる『2時間弱』という言葉。
意味を解説していきます。
『2時間強』の説明もしていきますね。
最初に結論を言います。
2時間弱は『2時間より少し短い(1時間50分くらい)』
2時間強は『2時間より少し長い(2時間10分くらい)』
です。
意味を解説していきます。
『弱』とグーグルで検索をすると以下のように出てきました。
《名・造》気力が少ない。力が足りない。他の支配を受けやすい。よわい。よわる。よわめる。よわまる。 「弱よく強を制す」
反義語: 強
2.
年が少ない。わかい。 「弱年・弱輩」
3.
二十歳になった男子。また一般に年若の男子。 「弱冠」
4.
近似値の示し方の一種。ある数をある桁(けた)で切り上げた時に添える語。 「三千名弱」
反義語: 強
2時間弱の『弱』は、4つ目です。
『切り上げ』の意味です。
2時間-10分を切り上げして『2時間弱』ですね。
1時間59分も1時間40分も2時間弱です。
『強』もググると以下のように出てきます。
《名・造》つよい。勢力がある。筋力がつよい。心がしっかりしている。 「音の強と弱」
反義語: 弱
2.
つよくする。勢力をつける。つよめる。 「強化・強兵・増強・補強・強心剤」
3.
無理を押す。しいる。「強制・強行・強襲・強迫・強弁・強要・勉強・牽強(けんきょう)」。以下「ゴウ」と読む。 「強引・強請(ごうせい)(ゆすり)・強訴・強盗・強姦(ごうかん)」
4.
かたい。こわい。 「強飯(ごうはん)(こわめし)」
5.
切り捨てた端数(はすう)のあることを示す語。 「五百円強・三キロ強」
反義語: 弱
2時間強の『強』は5つ目の意味です。
『切り捨て』ですね。
2時間+10分の10分を切り捨てて『2時間強』です。
2時間1分も2時間20分も2時間強です。
2時間弱 = 2時間 + 弱 = 2時間10分くらい
というのは間違った使い方です。
2時間弱は2時間より短い時間です。
ネットでも↑が正しいと主張している人を見かけますが、僕が調べた限りは2時間弱は1時間50分です。
『本に書いていた』『学校で習った』などの意見もありました。
言葉は受け取る人とのズレが無い方がいいので、『弱』は場合によっては使うのを控えた方がいいかもしれません。
『1時間50分くらい』や『1時間40分から2時間のあいだ』など具体的な数字を出すとズレがおきにくいです。
以上、『2時間弱とは何分?2時間強は?意味を解説します』でした。
ではでは、今回はこの辺で。
written by nishi-nishi