3月~4月にかけてはどこの会社も人事異動が活発になる時期ですよね。
楽しみだという人もいれば、一方で憂鬱な人もいたりして・・・。
私の会社も少々ざわざわしていたりします(笑)
本題に戻りまして、この時期に出される命令「人事通達」。
ところで、「人事通知」ではなぜダメなのでしょうか?
んー、日本語って難しいですよねー。
あなたは違いが分かりますか?
分からないという方、「通達」と「通知」の意味・違い・使い方について説明致します。
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目次
通達の意味
通達は上の組織(立場)の者(人)から下の組織(立場)の者(人)に出す命令(指示事項を知らせる)のことです。
つまり、基本的に『強制力のあるお知らせ』という意味合いになります。
通知の意味
通知は相手に対して、物事を知らせる行為です。
時折、相手方に『あらかじめ前もって』物事を知らせる意味を込めて使われます。
通達と通知の違い
上でも多少触れましたが、通達と通知には以下の違いがあります。
①強制力の違い
②通達は立場が『上から下へのお知らせ』、通知は立場が『横から横へのお知らせ』という違い。
②通達は立場が『上から下へのお知らせ』、通知は立場が『横から横へのお知らせ』という違い。
この2つが大きな違いになります。
通達と通知の使い方
例文をみてみましょう。
・問題解決のために、会社の上層部から各部署へ通達した。
・彼は今年、人事通達を受けて昇進し、課長になった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・小学校から運動会の通知がきた。
・娘が学校から通知表を受け取った。
・彼は今年、人事通達を受けて昇進し、課長になった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・小学校から運動会の通知がきた。
・娘が学校から通知表を受け取った。
以上のように、上下関係などの立場や強制力の有無(命令)などによって使い方が異なります。
通達・通知の類義語
通達・通知に近い意味の類語も合わせてご紹介します。
物事を大勢の人へ知らせる意味での類語
連絡・・・気持ち・考え・情報を知らせること。
拡散・・・広がり、散らばること。
告示・・・ある事柄を広く一般に知らせること。
拡散・・・広がり、散らばること。
告示・・・ある事柄を広く一般に知らせること。
指示や命令などを伝える意味での類語
・伝達・・・意思・命令・情報などを口頭または書類を用いて相手に知らせること。
・指図・・・指示・命令を用いて人を動かすこと。
・厳命・・・厳しく命じること。
・指図・・・指示・命令を用いて人を動かすこと。
・厳命・・・厳しく命じること。
人事通達は命令だけど拒否はできるのか?
上でも説明してきたように『通達』は基本的に強制力のある命令です。
では、『人事通達』を受けた場合、拒否することはできるのでしょうか?
その答えは・・・
時と場合による【ケースバイケース】です!
こんな答えで申し訳ないです(笑)
実際問題、会社によりけりなんですよね。
私の会社の例で申し上げさせて頂くと、昇進・降格に関わる人事は基本的に拒否できません。
「降格したくない!」って言ってもそりゃ通りませんよね。
ただし、ただの配置転換や転勤などによる人事通達は場合によっては考慮して頂けることがあります。
(例えば、療養中の両親の面倒を近くで見る必要があるなど)
こういう諸事情で拒否というかお断りをするケースは何度か見たことがあります。
ですので、やむを得ず拒否したい場合は上司や上司を通して人事部などに相談するのが一番でしょう。
上司や人事部の人も鬼ではありません。
感情がある同じ人間ですから分かってもらえることもあると思います。
ただし、やはり人事は会社の上層部の承認を取ったりと色々と面倒であり、かつ会社のコストをかけて通達するものですから、あまり芳しくない理由だと自身の不利益になるだけですので良く考えてから相談するようにしましょう。
以上、「通達」と「通知」の意味・違い・使い方についてでした!
分かりやすく伝わっていればこれ幸い良です(*・∀・*)ノ
ではでは。
written by よっしー
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