こんにちはnishi-nishiです。今回は【必読】常識として読んでおきたい現代小説【5選】です。
「太宰治」「芥川龍之介」「夏目漱石」みたいな文豪リストではありません。
文豪リストは誰かが作ってるから僕は僕のオススメを。「文豪」に手を出しにくい人向けです。
全て自分で読んだことのある小説から選んでいます。50選だと読み飛ばされそうで、厳選に厳選を重ね5選に。
とりあえず全部読んで!くらいのオススメ小説ばかりです。ではどうぞ。
目次
常識として読んでおきたい現代小説①
キッチン/吉本ばなな
私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う――。同居していた祖母を亡くし途方に暮れていた桜井みかげは、田辺家の台所を見て居候を決めた。友人の雄一、その母親のえり子さん(元は父親)との奇妙な生活が始まった。絶望の底で感じる人のあたたかさ、過ぎ去る時が与える癒し、生きることの輝きを描いた鮮烈なデビュー作にして、世界各国で読み継がれるベストセラー。「海燕」新人文学賞・泉鏡花文学賞受賞作。
(引用:株式会社幻冬舎https://www.gentosha.co.jp/book/b7088.html)
・吉本ばななのデビュー作にして代表作
・めちゃくちゃ面白い
・不思議なことが起こる
・ひっそり悲しみに浸れ、静かに癒される
・かつ丼が食べたくなる
・すごくまともで、すごくズレている登場人物
・クセのある文章
・色んな国で読まれている
・「キッチン」「満月」「ムーンライト・シャドウ」という3篇からなる本。3作すべて面白い
こんなに静かで美しい小説はちょっとないと思います。教科書(もしくは入試テスト?)にも出てくるくらいに有名な作品。
僕が人生で一番繰り返し読んだ本です。10回以上は読んだけど、まったく飽きません。
間違いなくオススメできる小説です。知名度も文句なし。ぜひ読んで!
常識として読んでおきたい現代小説②
夜のピクニック/恩田陸
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
(引用:新潮社https://www.shinchosha.co.jp/book/123417/)
・本屋大賞1位
・めちゃくちゃ面白い
・最高の青春小説
・高校生が80kmを2日かけて歩く
・修学旅行代わりの「歩行祭」
・小さな賭け
・缶コーヒーをくれるロックな少年
・2日目のダッシュ
・捻挫
・送り込まれた弟
・勘違いしてる2人
読んでいる間、高校生に戻れます。
葛藤とか友情とかお節介とか、そういう甘酸っぱいものがお弁当みたいにぎっしり詰まった小説です。多幸感。
【デビュー作「六番目の小夜子」】【直木賞と本屋大賞のダブル受賞「蜜蜂と遠雷」】と恩田陸の小説は代表作と言えるものがたくさんあります。
余談ですが本屋大賞で2回大賞をとっているのは、恩田陸ただ1人だけ。間違いなく現代を代表する作家の1人です。
超オススメ!
常識として読んでおきたい現代小説③
僕は勉強ができない/山田詠美
ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ――。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪い。この窮屈さはいったい何なんだ! 凛々しくてクールな秀美くんが時には悩みつつ活躍する高校生小説。
(引用:新潮社https://www.shinchosha.co.jp/book/103616/)
・僕は勉強ができない
・でも、女にモテないじゃないか
・1日は25時間
・ノックの雑音
・どうやら無駄が必要らしい
・いい顔のおとなになれ
・僕は勉強ができる
学校になじめない「勉強のできない人気者」の話。全体的にちょっとダーティーです。良い意味で。ひねくれ方が魅力的。
特別何かの賞を受賞したり、めちゃくちゃに売れまくった小説ではないと思います。しかし、ものすごい数の「オススメ口コミ」を目にします。
オススメの本特集の超常連。だって、すっげえ面白いもん。
僕は20歳の時に読んで、26歳の時にもう一度読み返して驚きました。僕の「常識」のいくつかはこの小説からもらったものみたいです。とんでもない影響力を持った本。
「活字の本よりマンガでしょ!」っていう人にもオススメできる作品です。
最初の20ページだけ読んでみて下さい。たった20ページ。もう小説の魅力が溢れてるから。
常識として読んでおきたい現代小説④
君の膵臓をたべたい/住野よる
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて——。
(引用:双葉社https://www.futabasha.co.jp/introduction/2015/kimisui/)
・余命のある君
・名前のない僕
・ホルモン、もつ鍋
・真実か挑戦か
・いつ死ぬかなんて誰にもわからない
・待ちぼうけ
・タイトルに込められた意味
大量の賞をかっさらっている小説です。アニメ化・映画化もされています。
・「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 」2位
・「2015年 年間ベストセラー」6位(文芸書・トーハン調べ)
・「2016年年間ベストセラー」総合5位、文芸書1位(トーハン調べ[5])
・「2016年 年間ベストセラー」総合4位、単行本フィクション1位(日販調べ[6])
・「読書メーター読みたい本ランキング」1位
・「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2015」1位
・第3回Yahoo!検索大賞 カルチャーカテゴリ 小説部門賞
・2016年オーディオドラマ化
・2016漫画化
・2017年実写映画化
・2018年アニメ映画化
wikiに出典がまとめられています 君の膵臓を食べたい(Wikipedia)
賛否両論ある小説です。好きじゃないという人もいます。多くの人が話題にしたくなるみたいです。「ありきたりな小説」ではないってことです。
今回挙げた5つの小説の中では、一番の問題作だと思います。
この作品がこれだけ支持されているということは、これが一つのスタンダードになっていくのかもしれません。
読まないと議論できないので、まずは読んでください。
常識として読んでおきたい現代小説⑤
1Q84/村上春樹
1Q84は「発売日まで情報をまったく公開しない」という形で発売されました。
それに倣って説明を書くのはやめておきましょう。
村上春樹は日本で一番有名な小説家だと思います。世界中にファンがいます。
知名度は文句なしでしょう。小説のクオリティも文句なしです。
まとめ
最後にまとめておきます。
・夜のピクニック/恩田陸
・僕は勉強ができない/山田詠美
・きみの膵臓をたべたい/住野よる
・1Q84/村上春樹
ぶっちゃけます。こんなタイトルでブログ書くの嫌でした。
「常識として」じゃなくて「自分の読みたい」小説をどうぞ読んでください。
「常識として読んでおきたい小説」なんて無いんだよー。
いやマジで。
最後にアインシュタインの言葉で締めたいと思います。
Common sense is the collection of prejudices acquired by age 18.
”常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのこと”
【厳選】常識として読んでおきたい現代小説【5選】でした。
では。