「猫舌」だから熱い食べ物はすぐには食べられないと悩んでいる人がいるでしょう。
その中には、寒い時期に熱々の鍋やおでんをおいしく食べたいと思っている方もいると思います。
では、実際「猫舌」というものは何なのでしょう?
ここでは、その由来、原因、治し方を探っていこうと思います。
まず、なぜ「猫舌」と呼ばれるのかその理由を軽く説明していきたいと思います。
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「猫舌」の由来
猫が熱いものを苦手なことから由来しています。
実は基本的に動物は熱いものを口にできません。
口の中をヤケドすると、エサを食べることが困難になり、それは生死に関わるからです。
人間も元々は熱いものは苦手な猫舌の性質があります。
なぜその中で猫が選ばれたのかというと猫は昔から人間の身近にいた動物であり、熱い物を与えるとすぐ食べずに冷まして食べる様子などが見られたからです。
では、「猫舌」は実際あることなのでしょうか?
次はそのことについて説明していきたいと思います。
「猫舌」はあるの?ないの?
「猫舌」の人って、自分の舌が熱さに弱いんだと思っていると思います。
実は暑さに強い舌、弱い舌というものはないようなのです。
これは、実験で検証されているようです。
(「猫舌」とそうでない人の舌先と舌の奥にそれぞれ約60℃のコーヒーで温めたスプーンをつけたときの反応を見る実験)
この実験でわかったことは、人間は舌先の方が熱さに敏感で奥の方は熱さに鈍感だということです。
簡単に言うと「猫舌」の人は舌先を熱いものを触れさせてしまうことで熱いと感じ、そうでない人は舌先を避け、奥に流し込むようにして食べることで熱く感じないようにしているということです。
このことからわかるように「猫舌」というものは、食べ方の違いであると考えられます。
では、なぜ「猫舌」とそうでない人ではこのような違いが生まれるのでしょう?
次にその理由について説明したいと思います。
「猫舌」になる原因は?
「猫舌」の人は、親も「猫舌」の場合が多いと言います。
さきほど述べたような食べ方の違いは、誰もがあまり意識せず無意識のうちにやっていることです。
猫舌が生まれる原因、そこには家庭環境や食習慣が大きく関係していると予想されています。
小さい頃はみんなも舌の使い方がそう上手くなく、成長する過程で色々な熱いものを食べたり、飲んだりしていくことで、どうしたら熱さを感じずに食べることができるのかということを、なんとなく習得していくものです。
しかし、親が「猫舌」だった場合。親自身が熱い料理や飲み物が苦手なため、熱い料理が食卓にあまりでないことがあります。
そうなると、熱いものを食べたり飲んだりする機会が少なくなり、それを習得できずに大人になってしまうことがあります。
こういったことから「猫舌」というものが起こると考えられます。
では、現在「猫舌」で悩んでいる方はもう治すことができないのか?
最後は、その「猫舌」の改善方法についてです。
「猫舌」は意識で改善できる?
先にも述べたように人間は舌先の方が熱さに敏感で奥の方は熱さに鈍感だということです。
舌先に食べ物が触れないようにしながら食べることが、猫舌克服のためには重要となってきます。
そこで改善方法としては、舌先を前歯の裏に当てて隠して食べる。
または、舌先に食べ物を置くことを避け、舌の奥の方に置くようにするなどが考えられます。
たったこれだけと思うかもしれませんが、これを注意するだけで熱いものを今よりおいしく食べられるはずです。
初めは慣れないと思いますが、是非試してみることをオススメします。
これを見て少しでも「猫舌」の方がおいしく熱いものを食べられるようになれば幸いです。
written by ken-ken
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