正月太りっていう言葉がありますよね。
クリスマスに始まり、年末年始のご馳走やおせち料理・お餅・年越し蕎麦などに加えお酒を多く召し上がる時期です。
そりゃ太りますよね(笑)
この短い期間に太るということはそれだけ胃腸に負担をかけている証拠でもあります。
そして正月を少し過ぎた後にやってくる【七草粥】という行事。
皆さんは七草粥を毎年食べていますか?
最近は昔ながらの行事を行わない家庭もあるようです。
実にもったいない!
実はこの時期に【七草粥】を食べることは非常に理にかなっているってご存知ですか?
知らない方は必見!
【七草粥】の豆知識についてご紹介します。
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七草粥とは?
七草粥は1月7日の「人日」の節句の朝に無病息災を祈って食べる日本古来の行事食です。
七草の由来は?
御伽草子の中にある七草草子という親孝行の功徳を説いた話が由来です。
内容を要約すると
100歳を越え、体が不自由な両親を持つ親孝行者(主人公)がいました。
どうにかしてあげたいと考えた結果、21日間山に入り苦行をして祈願します。
すると、帝釈天様よりお告げがあり、一口食べると10歳、七口食べると70歳若返るという秘術を授かります。
その秘術というのが
①「七草」を集める。
②夜通し七草を叩く。
③東から汲んだ水と一緒に炊く。
お告げを受けた親孝行者はさっそく実践し、これを食べさせるとたちまち若返りました。
そしてすぐに噂が世の中に広まります。
これを耳にした「帝」がこの親孝行に感動し、親孝行者に位を授けました。
「めでたしめでたし」という話です。
少し長くなりましたが「秘術」として登場した【七草】が江戸時代に民衆に広まり無病息災を祝うものとして定着したようです。
七草の種類は?効能は?
七草の種類には「春の七草」・「夏の七草」・「秋の七草」・「冬の七草」とそれぞれ違いがあり、また地域によっても差があります。
ここでは一般的に1月7日に食べられる「春の七草」をご紹介します。
①セリ・・・解熱効果・造血作用が期待できます。
②ナズナ・・・高血圧予防、消炎作用、尿の排出を良くする作用が期待できます。
③ゴギョウ・・・咳やのどの痛み緩和が期待できます。
④ハコベラ・・・口臭予防、胃の調子改善が期待できます。
⑤ホトケノザ・・・整腸作用が期待できます。
⑥スズナ・・・消化促進効果が期待できます。
⑦スズシロ・・・スズナと似た効果があり、さらに胸焼やけ、風邪予防が期待できます。
その他にもビタミン類・ミネラル・たんぱく質も含まれているので正月明けにはもってこいの栄養満点の料理になっているのが分かります。
特に暴飲暴食しがちな正月ですから弱った胃腸を整えてくれるのはありがたいですね。
まとめ
七草粥は無病息災を祝うと同時に、正月に弱った体を癒してくれる成分を効率よく摂れる考えられた料理です。
ご家族で一緒に食べながら無病息災を願いましょう。
また、最近では独り身の方用のレトルトなどの販売もあります。
ぜひお試しになってみてはいかがでしょうか。
written by よっしー
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