あなたは、曳航という言葉を知っていますか?もしかしたら聞いたことがない人って多いのかもしれません。
ちなみに私はと言うと・・・つい最近まで知りませんでした(笑)というわけで今回は曳航についていろいろ調べてみましたので同じような人のためにまとめてみました。
曳航の意味・読み方・使い方などまとめてご紹介します。
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曳航の意味
曳航とは船が他の船を引いて航行することです。
例えば、座礁してしまった貨物船だったりタンカーなどを助けなければならないことがありますよね。そういう助けるために引きながら進むときに使う言葉です。
また、船の時にしか使わないと思いがちですが、意外にも飛行機でも曳航することがありますし、スキューバなどの場面でも人を引っ張って泳ぐときにも曳航を使いますので覚えておきましょう。
曳航の読み方
あなたは、読み方が分かりますか?これはえいこうと読みます。
ちなみに私は恥ずかしながら分かりませんでした・・・。なかなか馴染みがなく読みづらい漢字ですが、こちらも覚えておきましょう。
曳航の使い方
次は、曳航の使い方について例文を用いてご紹介します。よく使われる一般的な状況は、
「座礁した貨物船を曳航する」
といったような船が船を引っ張って航行するときに使われることが多いです。
ただ、もちろん曳航という言葉を使うシーンは圧倒的に船での航行関連で使いますが、上でも紹介したように飛行機同士やスキューバなどのような人を引っ張っる時にも使用できます。
ここでのポイントですね!
以下に船⇒船以外の例文もご紹介します。
「物資を輸送するために飛行機で曳航する」
「スキューバダイビング中に意識不明になったダイバーを曳航して陸地に引き上げる」
「車が側溝にハマったのでレッカー車で曳航した」
などなど。
『飛行機⇒飛行機』や『人⇒人』でも使えるところがポイントです。つまり、広義的には荷物や人を運ぶ意味がある言葉として使用もできますので曳航の本来の意味だけに捉われないように注意が必要です。
曳航の英語
曳航の英語表現(英訳)についても一例をご紹介します。
tow(曳航・後ろに牽引する)
という意味があります。例文としては、
tow a ship into harbor(船を曳航する)
のような表現方法になります。
曳航と回航の違いはある?
曳航と回航の違いについてもご紹介します。
回航とは、輸送対象そのものの船舶を運転して、その船を港まで輸送させることです。
よって、曳航と回航の違いは対象物をその他の船や飛行機や人で運搬するか、対象物そのもので運搬するかの差になります。
また、豆知識になりますが、国土交通省では下記のような定義で曳航と回航を区分していますので合わせて紹介しておきます。どちらも「船舶を目的地まで運ぶ」という意味で使用しますが、
回航⇒航行距離が25海里未満
曳航⇒航行距離が25海里以上
曳航⇒航行距離が25海里以上
として区分しています。
ちなみに1海里は1852mになりますので、25海里は46.3kmとなります。距離で使い分けしてるのは意外でしたが、これも覚えておいて損はないかもしれませんね。
以上、【曳航の意味・読み方・使い方などを紹介!曳航と回航の違いとは?】でした。
いかがだったでしょうか?少しは曳航の理解のお役に立てましたでしょうか?
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
ではでは。
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