幼稚園や小学校のイベントでも節分というものがあったと思います。しかし、節分の日というものがどのようなものかということを知っている人はほとんどいないでしょう。
そこで今日は「節分の日」について話をしていきたいと思います。
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節分とは?
節分とは本来季節の分かれ目を意味します。つまり季節が移り変わる節日を指しており、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に、1年に4回あったものでした。
しかし、日本では立春が1年の始まりとしてこの日が一番良い日とされていたため、次第に節分といえば現在の春の節分のみになっていったようです。
春夏秋冬の4季ですが、細かく分けると24の節気と72の季節があるそうです。
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移ろう季節を感じながら、心豊かに過ごしていきたいですね。
節分の日には豆まきをして恵方巻きを食べます。次はなぜそういったことをするのかについて話でいこうと思います。
豆まきの歴史と由来
立春を1年の始まりである新年と考えれば、節分は旧暦の大晦日にあたります。季節の分かれ目には邪気が入りやすく特に年の分かれ目が重要視されていました。
歴史をたどると豆まきは中国の習俗が伝わったものとされています。中国では旧暦の大晦日には旧年の厄や災難を祓い清める「追儺(ついな)」「鬼遣(おにやらい)」という鬼を追い払う行事が行われていました。
これが奈良時代に日本に伝わり、平安自体には宮中行事となりました。
そして、室町時代以降には、民間にも定着していきました。宮中行事の「追儺(ついな)」と邪気を祓うために春夏秋冬の節分に行われていた「豆打ち」という儀式が合わさり、現在のような「豆まき」になったと考えられます。
なぜ豆をまくのか?
豆は「魔滅(まめ)」に通じ、無病息災を祈る意味があります。
昔、京都の鞍馬に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけて鬼を退治したという話から「魔の目(魔目=まめ)」に豆を投げつけて「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じるということです。
また豆まきに使う豆は炒った豆でなくてはなりません。なぜなら、生の豆を使うと拾い忘れた豆から芽が出てしまい縁起が悪いからです。
「炒る」は「射る」にも通じることや鬼や大豆は陰陽五行説の「金」にあたり「火」で大豆を炒ることで、鬼を封じ込めるという意味があります。最後は、豆を人間が食べてしまうことにより、鬼を退治したということになるわけです。
自分の数え年の数だけ豆を食べると病気にならず健康でいられると言われています。
恵方巻きを食べるのはなぜ?
「恵方」とは、陰陽道でその年の干支によって定められた最も良いとされる方角のことで、その方角に福徳を司る神である歳徳神がいると言われています。その恵方に向かって巻き寿司を食べるのが「恵方巻き」です。
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目を閉じて願い事を思い浮かべながら、恵方に向かって無言で一本食べます。また、この巻き寿司は七福神にちなんで七種類の具材が入れられ、福を巻き込むという願いが込められています。
恵方巻きは、江戸時代から明治時代にかけての大阪の花街で節分をお祝いしたり、商売繁盛を祈ったりしたのに始まったという説があります。また他にも諸説あり実際の由来は定かではありません。
今回は節分について話をしていきましたが、参考になったでしょうか。今まで全く節分に興味がなかった方や何気なくやっていた方も歴史や由来を知った上で行うと、今までよりいい年を過ごせるかもしれません。
是非みなさんも節分をやってみてはいかがでしょう。
written by ken-ken
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