アイデンティティーって意味が難しいですよね。
簡単に、わかりやすく(というかざっくり)アイデンティティーの意味を説明します。
※わかりやすくするため、けっこうな自己解釈が入っています。
目次
アイデンティティーを簡単に説明
アイデンティティーは簡単に一言でいうと(自分)らしさという意味です。
アイデンティティーの7~8割は『(自分)らしさ』で通じる
アイデンティティーの意味は『(自分)らしさ』で7~8割くらいカバーできます。
アイデンティティーについて調べると『自己同一性』『帰属意識』という難しそうな言葉が出てきます。それぞれについて見てみましょう。
自己同一性
自己同一性の意味をWikipediaより引用します。
ある者が何者であるかについて他の者から区別する概念、信念、品質および表現をいう。
個性、自分は何者なのか、何をしたいのか・・・それら全てがアイデンティティー(自己同一性)です。例を挙げると『本を読むのが好き』『バスケットボールをしている』『日本に住んでいる』『男』『結婚している』『子どもはいない』などなど。きりがありません。
簡単に言うと(自分)らしさのことですね!(強引)
帰属意識
アイデンティティーには『帰属意識』という意味もあります。帰属意識は『自分がその集団の1人であるという意識』です。
例えば、海外旅行中に日本人を見かけると『あ、日本人だ』と思いますよね。あれに名前をつけるなら『ジャパン・アイデンティティー』です。まわりが外国人だらけだと『自分は日本人であることを意識』します。
『自分探しの旅』は帰属意識を探す旅、という一面もあると私は思っています。
特に日本は日本人が圧倒的に多いです。『ジャパン・アイデンティティー』なんて、日常ではほとんど感じません。
この帰属意識も(自分)らしさであると言えなくもないですね!(超強引)
実際に使われているアイデンティティーを『自分らしさ』に書き換えてみる
実際に『アイデンティティー』という言葉を『(自分)らしさ』に書き換えてみます。
文学をやる人間はみなそうでなければならないってあの人が言っていたわ。
アイデンティティを持たなければならないってあの人が言っていたわ。
(筒井康隆『大いなる助走』より引用)
これを書き換えます。
自分らしさを持たなければならないってあの人が言っていたわ。
ニュアンスは微妙に違いますけど、意味は通じます。アイデンティティーのほうが、もっと根本的なもののように感じます。
もうひとつ。
自分の体験など限られたものだし貧しいことも知っていたから、本からそういうものをおぎなうことしか考えられなかった。
今の子供たちは、何によって自分のアイデンティティを探っていくのだろうか。
テレビとかマンガとか?
(森瑤子『別れ上手』より引用)
書き換えます。
テレビとかマンガとか?
ニュアンスがちょっと違いますが・・・意味は通じます。
もうひとつ。
私は幾度か苗字が変わっている。
だから名前にアイデンティティを求められないのである、少しも、まったく。
名前なんてただの記号だという発想を、かなり根深い意味で私は理解してしまっている、言うならば体感レベルで。
(西尾維新『猫物語(白)』より引用)
書き換えます。
だから名前にらしさを求められないのである、少しも、まったく。
これはちょっと厳しいですね。カバーできていない部分です。
まとめ
アイデンティティーはとても広い意味を持つ言葉です。
まずは自分らしさという言葉で理解しておけばいいと思います。
しかしながらカバーしきれてない部分があるのも事実です。
気になれば、もっと深堀してみてください。
では。
written bybyby nishi-nishi