あなたは「人工代」の読み方はご存知ですか?
一般生活では馴染みのない言葉かもしれませんね。
それでは、「人工代」の読み方・意味・使い方について分かりやすく説明致します。
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人工代の読み方
『にんくだい』と読みます。
「じんこうだい」と読む人が多いようです。
注意しましょう。
人工代の意味
人工代(にんくだい)とは簡潔に申し上げると『職人さん(作業者)が請け負った仕事に対する対価(お代)』のことを指します。
いわゆる手間賃や人件費と言えば分かりやすいでしょうか。
人工の使い方
「人工(にんく)」は作業量の単位としての役割もあったります。
「1人工(いちにんく)」は1人の職人さん(作業者)が行う1日分の仕事を差します。
では、例えば下記の場合はどうなると思いますか?
『20人工』
あなたは、どれが正解だと思いますか?
①1人の職人さんで行う20日分の仕事量
②2人の職人さんで行う10日分の仕事量
③4人の職人さんで行う5日分の仕事量
④10人の職人さんで行う2日分の仕事量
⑤1人の職人さんが5日分働いた後、2人合流し、残りを3人で5日分働いた仕事量
②2人の職人さんで行う10日分の仕事量
③4人の職人さんで行う5日分の仕事量
④10人の職人さんで行う2日分の仕事量
⑤1人の職人さんが5日分働いた後、2人合流し、残りを3人で5日分働いた仕事量
いかがですか?
もうお分かりだと思いますが、全て正解です。
ちなみにここで言う1日は【職人さんを1日拘束する】という意味ですので例え2~3時間程度の作業であったとしても、その後に他の現場に入れなければ1日分の料金の請求になり得ます。
また、一方で『1人の作業量を8時間計算で』という考え方もあるのはあるのですが、私が知る限り「人工」という単位をよく用いる建設業界では上の方が一般的だと思います。
人工代の由来はどこから?
実ははっきりしたことは分かりません。
私も以前から気になっておりましたので色々と調べたりもしたのですが、結局結論は出ませんでした。
ですので、ここからは私の身近の人から聞いた話をもとにした推論(私見)です。
建設業界で働く方は分かるかもしれませんが、建設に伴う作業は【雨・雪・風など】天候に左右されることが多々あります。
それゆえ、作業が進められず急に半休になったり全休になることだってあります。
最近でこそ技術的な進歩は目覚ましいですが、ひと昔前は技術的に雨に弱い部分があったんですよね。
しかし、日本人は根が真面目なのか基本的には納期が決まっているので工期を簡単に送らせるわけにはいきません。
ですので、2日間雨で作業が滞ったなら、その2日の遅れを取り戻すべく残業したり、応援をもらったりするんですよね。
その時に作業量を分かりやすく計算するために頭数の計算方法として「人工」が有効だったのではないかなと思います。
私は建設業界は横の繋がりがかなり強いイメージです。
お互い困ったときは助け合い、応援し合うことはよくあるんですよね。
人工の意味を知っているとお得!
ここまで、人工について様々な角度から説明させて頂きました。
およそ、理解して頂けたのではないかと思います。
実はこの考え方を頭の隅にでも残しておくと得をするかもしれませんよ?
上でも申し上げましたが、職人さんを呼んだり派遣したりすると料金が発生します。
例えば、修理業者を呼んだとしましょう。
結果的に調べて簡単な作業であったとしても職人さんだって生活していかなければならないですから一定額(最低料金)はもらわない成り立たないんですよね。
逆を言えば、ある程度の軽作業であったり職人さんに時間的余裕があったりすれば【ついで作業】をやって頂けることはよくあります!
職人さんの立場からすれば得意先を作りたい心理が働きますのでちょっとしたことならサービスをしてくれるんですよね。
もちろん余裕があるか伺ったりした上でのことですが、「業者を呼ぶほどではないけど気になる」や「そういえばあれが気になってた」なんて思い当たることがあるなら、遠慮せず聞いてみることをオススメ致します。
以上、『人工代の読み方は?意味・使い方についても分かりやすく説明致します』でした!
皆様に少しでも分かりやすく伝わったでしょうか?
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
written by よっしー
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