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花巻まつりの起源やイベント概要

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みなさんは「花巻まつり」というものを知っていますか。日本で伝統のあるお祭りの一つです。

今回はそんな「花巻まつり」について話をしていきたいと思います。

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花巻まつりの起源や歴史


始まりは1593年(文禄2年)に花巻開町の祖である北松斎の時代から始められた観音祭だといわれています。

観音祭とは、観音信仰を起源とする祭で、北松斎は出陣に際して観音さまを祀り戦勝を祈願していたと言われています。


1613年(慶長18年)に北松斎に死去して以降に、花巻の町人が、花巻開町の祖である花巻城主北松斎を敬慕して山車をつくり、町内を練り歩いたのが始まりだと言われています。

明治時代の廃仏毀釈によって一時中止されましたが、鳥谷ヶ崎神社の祭礼として復活し今日も続く伝統的な祭りとなっています。

(廃仏毀釈:仏教寺院・仏像・経巻を破毀し、僧尼など出家者や寺院が受けていた特権を廃することです。)


花巻まつりのイベント概要


場所:岩手県花巻市

日時:9月の第2土曜日を中日とする金、土、日曜日


◇見どころ①:山車


 風流山車と呼ばれ、通常の山車よりやや丈の低い美しく優雅に装飾された山車が街中を練り歩きます。

 また、風流山車は灯りにアセチレンガス灯や本物の火を使います。

 炎ゆらめく美しい風流山車は見ものです。


◇見どころ②:花巻囃子




 京都祇園囃子の流れを汲むと言われ、花巻祭の風流山車の運行の際などに演奏されます。

 三味線、笛、大太鼓・小太鼓によって演奏されます。

 この祭囃子に合わせ、1000人が手踊りを披露します。


◇見どころ③:鹿踊り




 岩手県では受け継がれている伝統舞踊です。

 シカの頭部を模した鹿頭とそれより垂らした布により上半身を隠し、ささらを背負った踊り手が、シカの動きを表現するように上体を大きく前後に揺らし、激しく跳びはねて踊ります。

 鹿踊りには幕踊系と太鼓踊系いうものがあり、花巻まつりでは、腹につけた締太鼓を叩きながら踊る太鼓踊系というものです。

 約200人が一斉に踊る様は圧巻と言えます。


◇見どころ④:神楽権現舞


 元は東北地方の山伏神楽に伝わるもので、家々をまわって悪魔払いや火伏せをする獅子舞です。

 山伏神楽の神事の舞として最も重要なものとされ、神楽の最後に必ず行われるものです。

 花巻まつりでは、祭神の権化である獅子頭を捧持して舞い、災難や疫病を退散させ、厄を払い、子ども達の無事な成長を祈ります。


◇見どころ⑤:神輿


 子供神輿から大人神輿まで約120基が参加します。

 2015年にはギネス世界一に認定されたこともあり、これほど多くの神輿を見る機会は早々ないと思います。

 この中には、酒樽を乗せて担ぐ花巻特有の「樽神輿」なども登場します。



今回は「花巻まつり」について話をしていきましたが、いかがでしたか。

他の祭りでは見ることのできない特徴を色々持っている祭りだと思います。

興味を持たれた方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

written by ken-ken

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