みなさんは「宇宙の日」というものを聞いたことがありますか。
宇宙というとまだ謎に包まれていてとても神秘的なイメージを受けます。
日々の中で宇宙について考えている方はあまりいないかもしれませんが、興味を持っている方は少なくはないと思います。
そんな宇宙に関係のある「宇宙の日」について話をしていこうと思います。
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宇宙の日の由来
国際宇宙年である1992年に日本の科学技術庁(現在の文部科学省)と宇宙科学研究所(現在の宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)が制定した記念日です。
一般公募の結果で毛利衛宇宙飛行士がスペースシャトルで初めて宇宙へ飛び立った日、「9月12日」が選ばれました。
国際宇宙年(ISY)とは、国連が定めた国際年の一つです。
アメリカの提唱で、各国が地球観測衛星を利用し地球環境とその変化を明らかにしようとしたものです。
1992年はコロンブスの米大陸発見から500年や宇宙時代の幕開けともいえる国際地球観測年(IGY)から35年などに当たり、宇宙科学の発見や宇宙の実利用の面からの、人類への便益を実証するために先進国も発展途上国もともに宇宙分野の国際協力を促進するための活動として、1989年に国際連合が承認しました。
毛利衛とは、宇宙飛行士としてよく知られているかもしれませんが、真空表面科学、核融合炉壁材料、宇宙実験を専門とする科学者でした。
1992年9月に宇宙で材料の実験をするために、スペースシャトル「エンデバー号」に日本人科学者として初めて搭乗しました。
また、2000年2月には再びスペースシャトル「エンデバー号」に乗りこみ、地球の立体地図を作成するための地表データを取得する作業などを行いました。
同年に日本科学未来館初代館長に就任し、宇宙を含む広い分野における最先端科学技術を社会に伝える場作りおよび将来日本の科学技術を担う人材育成に取り組んでいます。
また宇宙飛行士として後進宇宙飛行士への助言を行っています。
宇宙の日に関するイベント紹介
「宇宙の日」(9月12日)を記念して、全国の小・中学生を対象にした作文絵画コンテストが実施されます。
各年決められたテーマに基づいた作品を募集します。
平成29年のスケジュール(参考)
4月下旬:募集開始
7月31日(月):応募締切
8月:科学館審査
8月下旬:最終審査会
9月:科学館表彰
9月中旬:表彰式
4月下旬:募集開始
7月31日(月):応募締切
8月:科学館審査
8月下旬:最終審査会
9月:科学館表彰
9月中旬:表彰式
応募の決まり
◇作文
題名は自由。
400字詰め原稿用紙2枚~5枚以内(ワープロ不可、自筆のこと)。
作品には必ず、必要事項を記入した応募用紙を貼り付けるか、住所(ふりがな)、氏名(ふりがな)、電話番号、学校名(ふりがな)、学年、年齢、応募科学館名を明記した上で、最寄りの科学館へ郵送。
◇絵画
A2サイズ(420×594mm)以下の用紙を使用。
使用する画材は自由(ただし、コンピュータグラフィックは受け付けられません)。
作品の裏面に必要事項を記入した応募用紙を貼りつけるか、住所(ふりがな)、氏名(ふりがな)、電話番号、学校名(ふりがな)、学年、年齢、応募科学館名、作品にこめた想い(100字以内)を明記した上で、最寄りの科学館へ郵送。
※応募作品の返却はされないので注意が必要。
「宇宙の日」と「世界宇宙週間」を含む9月初旬から10月上旬までを「『宇宙の日』ふれあい月間」とし、集中していろいろな宇宙関連行事を行うことになっています。
その期間中は最寄りの科学館で宇宙に関するイベントが色々開催されると思われます。
今回は 「宇宙の日」について話をしていきましたが、いかがでしたか。
宇宙に興味のある方は是非この「宇宙の日」を含むふれあい月間に科学館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
written by ken-ken
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