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富士山の山開きの期間をルートごとに。登山の注意事項も

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日本の山と言えば富士山ですよね。みなさんも一度は登ってみたいと思ったことはあるかと思います。

富士山自体は写真や映像で年中様々な姿を見ることができます。しかし、そんな富士山も登る期間というのが決まっており、そこで重要となるのが「富士山の山開き」です。

そこで今回は「富士山の山開き」について話をしていきたいと思います。

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富士山の山開きの期間はいつから?



一番早いルートは7月1日からとなっており、一般的な「山開き」と同じになります。


吉田ルート(山梨県側)

7月1日(土)0時 ~ 9月10日(日)

※下山ルートは9月11日の午前中まで通行可能


須走ルート(静岡県側)

7月10日(月)9時 ~ 9月10日(日)


御殿場ルート(静岡県側)

7月10日(月)9時 ~ 9月10日(日)


富士宮ルート(静岡県側)

7月10日(月)9時 ~ 9月10日(日)

※5合目~6合目間は6月9日9時より開通

山頂【お鉢巡り歩道】 7月10日(月) ~ 9月10日(日) 部分開通


山開きの期間は天候によって変わる可能性があります。

スタートが遅くなったり、終りがはやくなったりする可能性もあるので必ず公式サイトで確認してください↓

富士山登山オフィシャルサイト



登山の注意事項



1.登山計画


 富士山では、高山病によって登頂を断念する登山者が多くなっています。

 弾丸登山や、日帰り登山など、短時間で高度を上げると高山病を発症することがあります。

 ゆとりある登山計画を立てましょう。

 計画を立てたりすることに不安がある方は登山ツアーなどもあるので利用してみるのもいいかと思います。


2.準備するもの(持ち物)


 ○登山靴、トレッキングシューズ

  足を痛める恐れがあるのでしっかりしたものを準備しておきましょう。


 ○レインコート(セパレートタイプ)

  風が非常に強いので、耐久性の高い登山用の雨具を準備しておきましょう。


 ○防寒着(セーター、ダウンジャケット、防寒用の帽子、手袋、ネックウォーマーなど)

  日の出前の山頂は真夏でも0℃以下になることがあります。また高低差による気温差も大きいです。

  雨や風の場合は体感温度がもっと下がるため、十分な防寒着を持参する必要があります。


 ○肌着(速乾性のもの)

  化繊などのものが速乾性のものにあたります。

  濡れると乾きにくいものは、体温を奪う原因になります。

 ○日除けの帽子

  熱中症や日焼け防止のために準備しておきましょう。


 ○ライト(ヘッドランプなど)

  日没を過ぎると急速に暗くなり、ライトを持っていない場合には、足下が見えず歩行することが出来なくなります。

  もし夜までかかる予定がなくても登山道の渋滞や体調の悪化により、予定よりも下山が遅れる可能性があるので

  なるべく準備しておきましょう。


 ○飲み物

  脱水症状や高山病を防ぐため、登山中はこまめに水分を補給することが重要なので必ず準備しておきましょう。


 ○手軽に食べられるお菓子など

  チョコレート、ナッツ、クッキー、キャンディーなどカロリーが高いものが望まれます。疲れたときは、甘いものが効果的です。

  塩分補給ができるものも準備しておくと良いでしょう。


 ○ゴミ袋

  マナーとして出たゴミは必ず持って帰りましょう。


 ○小銭、現金

  山小屋の宿泊費、飲料水などの買い物のために持っておいた方がいいです。

  またトイレのチップ用に小銭も準備しておきましょう。


 ○登山地図、コンパスなど

  道に迷わないよう、地図で現在地を把握しながら歩きましょう。


 ○タオル

  汗を拭くだけではなく、緊急時には包帯や三角巾の代用にもなります。


その他あると便利なもの

 ○日焼け止め

 ○サングラス

 ○医療品

 ○携帯用バッテリー



万が一の災害のためにあるといいもの

 ○ヘルメット

 ○防塵マスク

 ○防塵ゴーグル




3.天候、気温のチェック


 これは事前に持ち物を準備する段階でも必要となりますが、山の天気は非常に変わりやすいです。

 ですから、気象情報は必ず登山開始前に登山口で確認しましょう。

 

4.ルートの確認


 富士山のルートは基本的に色分けされています。

 色を覚えておき、分岐点などで間違わないように注意しましょう。



5.マナーを守って登山をしましょう。


 富士山のような保護地区では法律で禁止されていることがあるので必ず守りましょう。

 ○動植物の採取禁止

 ○溶岩や石の持ち出し禁止

 ○落書きの禁止

 ○テント設営やたき火の禁止

 ○ペット等の放し飼い禁止



この他の一般的な登山マナーにも注意しましょう。

 ○狭い登山道では原則として登りを優先し、互いに譲り合いましょう。

 ○登山道ですれ違う場合には挨拶をしましょう。

 ○無理な追い越しはしないようにしましょう。

 ○落石を起こさない。落石を起こしたら大声でまわりに知らせましょう。

 ○落石危険箇所(落石注意の看板のある箇所)では休憩しないようにしましょう。

 ○ケガ人や助けを求めている人がいたら、救助に協力しましょう。

 ○小屋前の休憩は静かにしましょう。

 ○鳥獣の巣を見ても近づかないようにしましょう。




今回は「富士山の山開き」や「登山の注意事項」について話をしていきましたが、いかがでしたか。

7月1日は「山開き」なので富士山に限らず、登山に興味のある方は是非どこかの山に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

しっかりした準備や計画をしてマナーを守って楽しい登山を。

written by ken-ken

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