「岸和田だんじり祭」はテレビで放送されることなどもあり、けっこう有名な祭りですよね。
今回は「岸和田だんじり祭」について日程や見どころ、由来について話をしていきたいと思います。
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岸和田だんじり祭の由来
岸和田だんじり祭の由来については二つほど説があります。
【説1】
◇1703年(元禄16年)に岸和田藩の藩主である岡部長泰公が、京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請し、五穀豊穣祈願して行った稲荷祭がその始まりと伝えられています。
当初の祭礼は、「にわか」や狂言などの芸事を演じ、その後に三の丸神社、岸城神社へ参拝するというものであったとされています。
当初の祭礼は、「にわか」や狂言などの芸事を演じ、その後に三の丸神社、岸城神社へ参拝するというものであったとされています。
【説2】
◇岸和田城を設計した建築家である池田谷久吉氏が収集した史料の一つの「当町檀尻之濫觴五町御城入先後之一件書付写」に記されているもので、1745年(延享2年)に北町の茶屋新右衛門が大坂の祭を見聞し、牛頭天王社(現・岸城神社)の祭(旧暦6月13日)に献灯提灯を掲げたいと藩主に願い出て許可されたのが始まりだとされています。
同年8月に藩主から大幟4本と紋入りの小幟20本、さらに枠入りの太鼓台を賜ったとあります。この太鼓台には紅色の投頭巾に采配を持った子供たちが乗り込み、チョーサヤの掛声を囃しながら城下・城内を練り廻ったそうです。
これがこの祭りの元になっているものであると考えられます。ちなみに、だんじりが現れたのは、翌年の8月のことです。
同年8月に藩主から大幟4本と紋入りの小幟20本、さらに枠入りの太鼓台を賜ったとあります。この太鼓台には紅色の投頭巾に采配を持った子供たちが乗り込み、チョーサヤの掛声を囃しながら城下・城内を練り廻ったそうです。
これがこの祭りの元になっているものであると考えられます。ちなみに、だんじりが現れたのは、翌年の8月のことです。
岸和田だんじり祭の日程やイベント概要
名前の通り場所は大阪府の岸和田市で行なわれます。
日程は9月に行なわれる「9月祭礼」と10月に行なわれる「10月祭礼」があります。
9月祭礼は、
岸和田旧市・春木地区
10月祭礼は、
旭・太田、修斉、南掃守、八木、山直、山直南、山滝の各地区
が参加します。2018年(平成30年)9月祭礼の日程
試験曳き 9月2日(日曜日)、9月14日(金曜日)
午後2時~午後4時
午後2時~午後4時
宵宮 9月15日(土曜日)
午前6時~午後10時
午前6時~午後10時
本宮 9月16日(日曜日)
午前9時~午後10時
午前9時~午後10時
2018年(平成30年)10月祭礼の日程
試験曳き 9月30日(日曜日)
午後1時~午後5時
午後1時~午後5時
宵宮 10月6日(土曜日)
午前6時~午後10時
午前6時~午後10時
本宮 10月7日(日曜日)
午前7時~午後10時
午前7時~午後10時
岸和田だんじり祭の見どころ
実際に映像で見た方が伝わると思いますので、YouTubeを貼っておきます。
この祭りの主役は曳行(えいこう)されるだんじりです。だんじりとは祭りの山車の一種で約4トンにもなります。
4トン!!4000kg!!
そのだんじりが男たちと一緒に町中を駆け巡ります。その中でも見どころは「やりまわし」というもので、曲がり角で方向転換するとき勢いよく走りながら直角に向きをかえる姿です。
また、その駆け巡る姿だけではなくだんじりの至るところに施されている彫物の素晴らしさも要チェックです。だんじりの彫物は漆塗りや金箔などを施さずに、欅の木目を活かした仕上がりで、彫り物の種類は人物、馬、霊獣、そして花鳥ものから唐草などの文様に至る実に様々なものがあります。彫物の題材に取り上げられるものは戦記物語や神話物語の名場面や大衆に親しまれた歌舞伎、人形浄瑠璃、講談での演目が多いです。
だんじりの彫刻などを見るには昼の見学が良いかと思われますが、午後7時から10時までの間は灯入れ曳行といい、約200個の提灯で飾られただんじりに灯りが燈り、昼間とはまた違う姿を見ることができます。
今回は「岸和田だんじり祭」について話をしていきましたが、いかがでしたか。他の祭りとはちょっと違うだんじりの迫力ある姿を是非その目で見に行ってはいかがでしょう。
written by ken-ken
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