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「秋分の日が祝日」で「夏至と冬至が祝日でない」たった1つの理由

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同じようなイベントなのに【春分・秋分の日は休み】で、【夏至・冬至は平日】。なんだか不思議ですよね。

そんなわけで今回は「秋分の日が祝日」で「夏至と冬至が祝日でない」理由を調べました。

実はとってもシンプルな理由です。

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「秋分の日が祝日」で「夏至と冬至が祝日でない」たった1つの理由


さっそく答えから行きましょう。

「秋分の日が祝日」な理由。それは法律で決まっているからです。


説明が少なすぎるので、もう少しくわしく言うと

むかし偉い人が

春分・秋分の日は祝日にします。その日は亡くなった人や先祖のことを思ってください

と法律で決めた。

というのが理由。季節的な意味合いは関係ありません。


「夏至と冬至が祝日でない」理由もシンプル。「季節的に重要な日」と「祝日」は関係がないからです。


(いやいや、法律が決まるまでの「流れ」が知りたいんだけど…)っていう方いますよね?

これからしっかりと説明していくんで安心してくださいね。



そもそも「祝日」ってどうやって決まるの?



本題にいくまえに、そもそもの話を。

「祝日」についてWikipediaから引用します。

建国や独立などのその国の歴史的な出来事に由来したり、功績のあった人物を称えて制定された記念日


つまり日本にとって大事な日が祝日になります。


では次は「秋分の日」が祝日になった理由を説明します。

どうゆう意味で「日本にとって大事な日」なの?という部分の説明ですね。



「秋分の日」が祝日になった理由


明治時代初期の話です。その時は最高官庁として太政官が設置されていました。

そこが公布された法令で太政官布告(だじょうかんふこく)太政官達(だじょうかんたっし)というものがあります。


その太政官布告・太政官達が「秋分の日」に関わっています。

ちょっと難しい文章ですが、そのまま引用しますね。

明治11年太政官達第23号
明治六年第三百四十四号布告休暇日ヘ春秋二季祭日追加(明治11年6月5日)
明治六年十月第三百四拾四号布告休暇日ヘ左ノ春秋二季祭日ヲ被加候条此旨相達候事
春季皇霊祭 春分日
秋季皇霊祭 秋分日


漢字ばっかりで難しいですよね。

明治6年に制定された『太政官布告第344号』という祭日・祝日を定めたものがあり、それに春分の日と秋分の日を追加する」という意味だそうです。


ここで春分の日秋分の日が祝日になりました。

つづいて秋分の日の「秋季皇霊祭(しゅきこうれいさい)」について説明しますね。


秋季皇霊祭(しゅきこうれいさい)とは


秋季皇霊祭(しゅきこうれいさい)とは天皇が皇霊殿(こうれいでん)で歴代の天皇・皇后・皇親の霊をまつる儀式です。

歴代天皇、皇族の霊が祭られている皇霊殿で皇霊祭が行われます。


天皇陛下がお告げ文を読み上げ、皇后陛下、皇太子殿下、皇太子妃殿下が拝礼します。

今で言うお彼岸のような先祖を供養する儀式ですね。




これが1948年(昭和23年)7月20日に公布・即日施行された国民の祝日に関する法律によって今の秋分の日になりました。


秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」というものとして定められ、皇霊祭の意図を引き継いでいるように感じられます。

つまり「秋分の日」の由来は明治時代に公布された法令が元となっているとも言えます。


同様の理由から「春分の日」も祝日とされています。




夏至と冬至が祝日でない理由


二十四節気の中で夏至と冬至は春分と秋分と二至二分(にしにぶん)として並べられるものです。

季節的な意味合いでは、とても大事な日。


ただ春分・秋分の日が祝日なのは季節と直接は関係がないです。

なので、夏至・冬至は祝日ではありません。


春分と秋分は前後3日間を合わせた7日間をお彼岸とする風習がありました。この習慣は明治時代の法令が公布される前からです。

皇霊祭を行なう上で適当な日だったのでしょう。


夏至と冬至も民衆の間で風習はありました。しかし法令に結び付けられるほどのものでは無かったのだと思います。



まとめ


さいごにまとめです。

✅「秋分の日」が祝日なのは法律で決まっているから

✅昔から「春分・秋分の日」はお彼岸の風習があり、「皇霊祭(歴代の天皇・皇后・皇親の霊をまつる儀式)」を行うのに適切だった

「祝日」と「季節」は関係ないので、夏至・冬至はふつうに平日


これらが「秋分の日と春分の日が祝日」とされ、「夏至と冬至が祝日でない」理由です。

少しは参考になりましたか?

written by ken-ken


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