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立夏とは?名前の由来や意味をわかりやすく!

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みなさんは「立夏」というものを聞いたことがあるでしょうか。カレンダーを見ると季節を表す言葉を見かけることはよくあると思います。年々日本でも四季の感覚が薄れていっていることかと思いますが、昔は非常に意味のあるものでした。

今回は「立夏」とは何なのか、名前の由来や意味、2018年はいつ?その他の豆知識などをわかりやすく説明していきます。

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立夏の読み方は?


「立夏」の読み方は「りっか」です。


立夏とは?いつからいつまで?



「立夏」とは、二十四節気の一つで夏立つとして夏の訪れを告げるものです。

「立夏」は春分と夏至の中間頃に位置し、暦上は立夏から立秋の前日までが「夏」とされています。立夏が「夏」の始まりです。


現在では「立夏」は太陽が視黄経45度に来たときと定められています。地球には自転・公転によるズレがあることから必ずしも毎年決まった日ではありません。


「立夏」が具体的にいつなのかというと答えは2つあります。「立夏」は「1日」を意味する言葉でもあるし「期間」を意味する言葉でもあるからです。


1日を意味する場合

「立夏」は大体5月5日です。

穀雨から数えて15日目頃、八十八夜の3、4日後とされています。


期間を意味する場合

「立夏」は大体5月5日~5月20日です。


2018年が具体的にいつなのかは後述します。



二十四節気とは


地球から見た空を一つの球体と捉えたものを天球と言います。

その天球上において、太陽の見かけの通り道を黄道といい、その黄道を15度毎に24分割し、それぞれに季節を表す名前をつけたものを二十四節気といいます。わかりやすく言うと、1年を24の季節に分けたものです。

春分点を0として黄道を360度に分けたものが黄径です。

二十四節気の名前と日付は↓です。

 
1立春2月4 - 5日
2雨水2月18 - 19日
3啓蟄3月5 - 6日
4春分3月20 - 21日
5清明4月4 - 5日
6穀雨4月20 - 21日
7立夏5月5 - 6日
8小満5月21 - 22日
9芒種6月5 - 6日
10夏至6月21 - 22日
11小暑7月7 - 8日
12大暑7月22 - 23日
13立秋8月7 - 8日
14処暑8月23 - 24日
15白露9月7 - 8日
16秋分9月23 - 24日
17寒露10月8 - 9日
18霜降10月23 - 24日
19立冬11月7 - 8日
20小雪11月22 - 23日
21大雪12月7 - 8日
22冬至12月21 - 22日
23小寒1月5 - 6日
24大寒1月20 - 21日

もっとくわしく二十四節気について知りたい方はウィキペディアをどうぞ。

二十四節気 - Wikipedia

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穀雨とは


雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、五穀豊穣もたらす雨という意味があります。

雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。穀雨以降、降雨量が多くなり始めます。



八十八夜とは


立春から数えて八十八日目。

春から夏に移る節目の日、夏への準備をする決まりの日、縁起のいい日とされています。



立夏2018年はいつ?



最初の方にも書きましたが、立夏は毎年決まった日ではありません。

2018年はいつなのかを書いておきます。


1日のみを指す場合

2018年の立夏は5月5日です。

期間を指す場合

2018年の立夏は5月5日~5月20日です。

2019年は5月6日です。1日ずれるので注意したいですね。



「立夏」という名前の由来や意味は?



「立夏」という名前の由来や意味について説明します。

「立」という漢字の意味を見てみます。

りつ【立】[漢字項目]
[音]リツ(慣) リュウ(リフ)(呉)(漢) [訓]たつ たてる リットル
[学習漢字]1年
〈リツ〉
1 足場を定めてたつ。まっすぐにたてる。「立錐(りっすい)・立像・立体/起立・屹立(きつりつ)・侍立・佇立(ちょりつ)・直立・倒立・林立」
2 根拠や基礎をしっかりと定める。なりたつ。「立案・立脚・立証・立身・立法/確立・国立・私立・自立・而立(じりつ)・樹立・成立・設立・創立・存立・対立・中立・鼎立(ていりつ)・独立・両立・連立」
3 ある地位に就かせる。「立太子/廃立・擁立」
新しい季節が始まる。「立夏・立秋・立春・立冬」
5 3乗すること。「立方」
〈リュウ〉
1 根拠や基礎をしっかりと定める。「建立(こんりゅう)・安心立命(あんじんりゅうみょう)・不立文字」
2 立方。「立米(りゅうべい)/開立」
[名のり]たか・たかし・たち・たつる・たて・のぼる・はる
[難読]脚立(きゃたつ)・献立(こんだて)・衝立(ついたて)

(デジタル大辞泉より引用)

立夏の「立」は4の新しい季節が始まるという意味です。カレンダー上では立夏から夏が始まります。それが立夏という名前の由来です。

二十四節気には「立夏」以外にも【立秋・立春・立冬】があります。それぞれが四季の初まりの節であることが、その名前の由来です。



立夏は英語で何ていうの?


立夏は英語で

・Beginning of summer

・The beginning [first day] of summer

・First day of summer

という表現をするそうです。そのまんま「夏がスタートする日」という英語です。

おそらくですが英語圏には、「立夏」にぴったりと一致する単語がないんだろうと思います。



立夏の食べ物は何がある?



「立夏の日はこれを食べよう」みたいな特別な食べ物はありません

ただ5月5日はこどもの日なので柏餅やちまきを食べるのもアリだと思います。


また、立夏の前日は夏の節分です。

春の節分にならって恵方巻やお豆などを食べるのも縁起がいいでしょう。



立夏は夏の季語!どんな俳句がある?


夏の始まりを意味する「立夏」は夏の季語でもあります。

どんな俳句があるのか、いくつか見てみましょう。

花活けて立夏の卓を飾りけり

(引用 掲載誌:ホトトギス1998年5月号 作者:稲畑汀子さん)

農継がぬ世相を憂う立夏かな

(引用 掲載誌:いろり1999年6月号 作者:伊藤一歩さん)

竹林に抜ける立夏の空青し

(引用 掲載誌:酸漿1999年8月号 作者:柳沢杏さん)

どれもすてきな俳句です。

私は夏が好きなので、「立夏」にワクワクを感じますが、俳句を見ていると人それぞれです。

皆さんは夏の季語「立夏」に何をイメージしますか?



二十四節気。立夏の次は小満です



二十四節気では立夏の次は小満(しょうまん)といいます。

夏本番がいよいよ近づいてきて、草木などが成長する季節です。


旧暦では秋にまいた麦が穂をつける時期です。実り始めたのを見てちょっとだけ安心(少しだけ満足)したのが「小満」の名前の由来という説もあります。

生命力に満ち溢れた季節ですね。




今回は「立夏」について話をしていきましたがいかがでしたか。

春から夏への移り変わりで気持ちの良い風が吹き、晴天が続くので外に出ることが楽しみな時期でもあります。


みなさんもこの時期にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

written by ken-ken

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